コラム
COLUMN
歯科矯正
公開日:2023.01.10
矯正治療を希望される方の中には、「歯並びを綺麗に整えたい。でも、矯正装置が見えるなら治療は受けるのは嫌だな」と思っている方は多いのではないでしょうか。
このように矯正装置によって治療をためらっている方でも、周りに気づかれることなく歯並びを矯正できるのがインビザライン矯正です。
インビザラインは目立ちにくい矯正装置として人気が高まっていますが、デメリットもいくつかあります。それらを知った上で、治療を受けることが大切です。
ここでは、インビザライン矯正の特徴やメリット・デメリット、治療中の注意点などを詳しく解説します。
当院では、見た目や機能性を配慮した、女性目線の提案を行っています。インビザライン矯正が気になる方は、気軽にご相談に来てください。
目次
インビザライン矯正は、1997年にアメリカで開発された矯正装置であり、日本には2005年から使用されるようになりました。
一般的なワイヤー矯正とは異なり、金属を使用していない取り外し可能なマウスピース型装置として、周りからほとんど気づかれずに治療が受けられます。
使用するマウスピースは、最初に必要な分を作製して渡されるため、少ない通院回数で済むことで患者さんの負担も軽減されるでしょう。
また、歯磨きや食事の時間は外せるので、これまでの生活と変わらずに治療が続けられることも人気のポイントとなっています。
金属を使わずに簡単に取り外しができるインビザライン矯正と、一般的な矯正装置であるワイヤー矯正には、いくつかの違いがあります。
ここでは、見た目や食事、自己管理の違いなどについて詳しく解説していますので参考にしてください。
ワイヤー矯正は、歯の表側または裏側に金属のワイヤー装置を取り付けて、歯並びを矯正する方法です。このワイヤーは自分で取り外せず、食事や歯磨きでも24時間装着している必要があります。
また、笑った時にワイヤー装置がついた歯が見えるため、「見た目が気になって、人前で笑えなくなる」という方も多くみられます。
一方で、インビザライン矯正は透明のマウスピース型であり、装着していても違和感なく、周りからも気づかれにくいことが特徴的です。
口元を気にせずに人前で笑顔を見せられるため、学生さんや接客業の方、女性で見た目が気になる方におすすめです。
ワイヤー矯正は食事中でも取り外せないため、食べ物には注意が必要です。特に、ワイヤーに引っかかる食べ物や硬い食べ物では、装置が外れる可能性があります。
一方、インビザライン矯正は取り外して食事ができる装置です。そのため、食べたい物を好きに食べられるメリットがあります。ただし、矯正治療中は虫歯のリスクが高まりやすいので、しっかりと歯磨きを行うことが大切です。
矯正治療は、装置によって少しずつ歯を移動させて、歯並びを改善する方法です。この歯の移動に伴って、痛みが出てしまいます。
ワイヤー矯正では、医師の手によってワイヤーを締める必要があるため、強い痛みを感じてしまいます。
一方、インビザライン矯正はワイヤー矯正よりも小刻みに歯を移動させるので、少ない痛みで治療が受けられることが特徴的です。
ワイヤー矯正は、自分で装置を取り外すことはできず、2〜4週間に1回の通院で医師がワイヤーを調整します。そのため、患者さん自身が管理することは、ワイヤーが外れたり壊れたりしないよう、強い負荷をかけないことです。
一方、インビザライン矯正は、約10日〜14日おきに自分で新しいマウスピースと交換する必要があります。装着時間や装着の頻度をしっかり守ることで、治療効果を発揮するため、自己管理が重要です。
インビザライン矯正は、患者さんの歯並びの状態や要望、生活背景、性格などによって適しているのか変わります。
そこで、インビザライン矯正のメリットやデメリットについて知り、自分に適した方法か考えていきましょう。
インビザライン矯正の1番の特徴は、目立ちにくい装置であることです。そのため、学校生活や仕事、イベントごとでも周りに気づかれずに治療が続けられるでしょう。
その他にも、次のようなメリットがあります。
・食事や歯磨きの際に取り外せる
・金属アレルギーの心配がない
・発音や発声に影響が少ない
・ホワイトニングと併用できる
・歯磨きしやすい
・マウスピースを衛生的に洗浄できる
・痛みが少ない
・運動の制限が少ない
このように、多くのメリットがあるインビザライン矯正は、しっかりと自己管理ができる方にとっては扱いやすい矯正装置といえます。
インビザライン矯正は、全ての症例に適応するのではなく、歯並びの程度や自己管理に対する理解度によって治療が受けられないケースもあります。
主なデメリットは、次のとおりです。
・治療期間が長くなる
・自己管理が必要になる
・適応症例が限られる
・1日20時間以上の装着が必要になる
また、インビザライン矯正は専門的な技術が必要であり、ライセンスを取得した歯科医師のみが扱える装置です。そのため、全ての歯科医院で受けられるわけではありません。
よって、インビザライン矯正が受けられる歯科医院で診てもらい、適切な治療を受けることが大切です。
インビザラインは、簡単に取り外しができて食事や会話がしやすい装置ですが、取り扱いしやすい分いくつかの注意点があります。
特に、注意して欲しい2つのポイントについて解説します。
自分で簡単に取り外しができるインビザライン矯正ですが、装着方法として定められた装着時間があります。
特に、治療効果を保つためには1日20時間以上の装着時間が必要です。
それ以上、装置を取り外す時間が長くなってしまうと、予定通りの治療期間では終わらない可能性があるでしょう。
また、ワイヤー矯正と比べて少ない通院期間であり、約2〜3ヶ月に1回のペースで通院することになります。
仕事で忙しい方でも、通院の負担は抑えられますが、治療効果を確認するために通院の日程は守ることが大切です。
このような自己管理が必要となり、長時間の装着や自己管理が難しい場合は、ワイヤー矯正の方が適している方もいるでしょう。
マウスピースは、汚れや衛生面から食事や歯磨きの時間は取り外して使います。よって、ワイヤー矯正のようにワイヤーと歯間に食べ物が挟まったり、口腔内の粘膜を傷つけたりする心配はありません。
歯磨きしやすい矯正装置ではありますが、虫歯や歯周病が発生してしまうと、矯正の治療期間に支障が出てしまうでしょう。そこで、その他の矯正治療と同様にお口の中は清潔を保つことが大切になります。
甘い食べ物や飲み物を控えたり、食後には丁寧に歯磨きを行なったりと忘れずに歯磨きを行いましょう。
また、マウスピース自体も洗浄液を使用して洗浄し、毎日清潔な状態に保つようにしましょう。
インビザライン矯正は、目立ちにくいことや歯磨きがしやすいこと、通院回数が少ないことなどメリットが多い矯正装置です。
決められた装着時間や通院日程、お口のセルフケアなどをしっかりと自己管理できる方にとって、おすすめしたい矯正治療になります。
当院では、女性である院長が見た目や機能性、患者さんのさまざまな負担を配慮した、インビザライン矯正を提供しています。
ご自分の歯並びがインビザライン矯正に適応しているのかなど、治療について気になる方は、まずは気軽にご相談に来てください。
ひかり歯科クリニックは徳島市にある歯科医院です。
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